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11月の学習・生活の様子(いいで子ども議会一般質問②)    飯豊町をより活性化させ、人口減少には歯止めをかけるために
   ~飯豊町版『黒獅子祭り競演会』の開催について~

 飯豊町では今、人口が減少して他市町村や他県に移ってしまう人が多いと調べました。実際に飯豊町の人口を見ると、1年間で約100人以上の人口が減っています。総務省のデータを見ると、このまま減少が続くと10年後には、4000人台になってしまうそうです。人口が減少してしまえば、成り手不足や、後継者不足になってしまいます。これは獅子舞でも同様です。

 飯豊町の各地区では今、「黒獅子」の後継者が育たず、若者が減り、お祭りに人を集めるのが大変だと聞きました。僕は実際に、今年自分の地区ではない地区の祭りにも参加しました。たしかに人が少ないような気がしました。また手ノ子地区も実際にお祭りに関わる人が減ってきており、若い人が集まらなくなってきています。これは飯豊のどの地区も同じではないでしょうか。お祭りに集まる人や若い人がいなくなれば、僕たちが大好きな獅子舞自体が無くなってしまうのではないか。それだけはなんとしても避けたいと思い、「競演会」の開催を提案します。「競演会」をすることで2つのメリットを考えました。
 1つ目は他地区の文化に触れられることについてです。「競演会」を行うことで、他地区のお祭りに触れることができます。他地区には他地区の獅子舞の良さがあると私は思います。
 
例えば、手ノ子地区は堂々として上品な舞が特徴です。飯豊の黒獅子というと「暴れ獅子」のイメージがあるかもしれませんが、手ノ子地区は少し違います。私は昔から獅子が大好きで、手ノ子八幡神社のお祭りに参加しています。今後、もし人が足りない場合、地区同士で助け合って獅子舞を続けていくということもあるかもしれません。その時に、「競演会」で他地区の獅子舞を見ておくということは、他地区の良さや文化に触れられ、そして獅子舞も含めて助け合うことにつながると思います。
 
2つ目は、後継者不足についてです。今年、学校の総合学習で獅子連中の方に講話を聞きました。すると実際に小さいころから獅子舞に参加してこなかった人たちは町外から戻ってくる人がものすごく少ないと言っていました。理由を聞いてみると「獅子舞などの地区の行事に触れなければ、もし戻ってきても地区に親しみが出ないからではないか。だからそもそも戻ってこなくなる。」と言っていました。「競演会」をすることで、小さいころから地区の獅子舞にたくさん親しむことができ、飯豊町の良さを身近に感じることができる。結果的に、町外に出て行っても「あの行事のために…」と戻ってくる人も多くなると考えます。人口が増えれば獅子舞の後継者だけでなく、地域が活気づくことにもつながります。
 
以上、町の人口や、地域の活性化の面から私は「獅子舞競演会」の開催を主張します。